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白鵬翔 07年NEWS33

 毎日 1月 3日
<抜粋> 
白鵬も宮城野部屋で十両の龍皇と19番。骨折した左足親指は「だいぶいい。ゆっくり休んだ分、場所で力を出せそう」と笑顔を見せた。  



 スポーツ報知 1月 4日
<抜粋> 
◆白鵬初日がヤマ 西大関・白鵬(21)=宮城野=が、初日を復活へのカギにあげた。東京・墨田区の宮城野部屋でのけいこ始めで十両の龍皇と19番の三番げいこで始動。九州場所を全休した左足親指の骨折も「徐々に良くなってきた」と上機嫌。復活をかける今場所は「初日は硬くなるけど、そこを乗り切れば4日目ぐらいから乗ってくる」と、初日に全神経を集中させる。  



 毎日 1月 4日
<抜粋> 前へ:07年大相撲初場所/上 白鵬 骨折乗り越え復活へ
7日に東京・両国国技館で初日を迎える大相撲初場所。一人横綱4年目の朝青龍「1強」時代に、誰が待ったをかけるか。けがから復帰し、横綱再挑戦を期する白鵬、怪力で土俵を沸かせる把瑠都、攻められても下がらないしぶとさで、九州場所の優勝争いに加わった豊真将。主役を狙う3力士の場所直前の表情を追った。「3年ぐらいかけて経験する出来事が、去年いっぺんにやってきた。それを乗り越えたんだから、何でも乗り切れるよ」。大関5場所目で初めて迎える試練のカド番を前に、白鵬は笑った。激動の06年だった。春場所後に大関に昇進し、新大関で初優勝。大関2場所目で史上最短タイの綱取りに挑んだが、届かなかった。朝青龍を抜いて年間最多勝の可能性があった九州場所は、直前に左足親指を骨折して全休。患部にはまだ赤黒い手術跡が残る。「意識はしないが、右に比べて曲がらない」。中には細い固定ピンが入ったままだ。部屋の十両・龍皇との三番げいこで体を戻した。ただ左足は足袋を欠かせない。先月25日のけいこ総見では琴光喜や出島の速攻に対応できない場面も。それでも指導する熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は、白鵬の筋肉の張りを見て「(これなら)年の瀬から出げいこに行けたなあ」と、予想以上の回復ぶりを喜ぶ。朝青龍や琴欧洲は初場所の見通しを聞かれると、まず「白鵬はどうした」と聞き返す。けがさえ治れば、21歳という若さと実績は脅威。07年も、最も期待される大器に違いない。しかし綱取りや優勝への抱負について、本人は「チャンスがあればねえ」と煮え切らない。初場所で力を試さないことには、という気持ちが言動を慎重にさせている。正月恒例の部屋のもちつき。白鵬はもちをつきながらいたずらし、みんなの顔を打ち粉まみれにした。「髪だけじゃなく、全身真っ白だ」と白鵬と笑い合った熊ケ谷親方が言った。「あの子のあんないい笑顔を見たのは久しぶり。もう気持ちは、なえていないな」【上鵜瀬浄】  



 時事 1月 4日
<抜粋> けいこ不足の朝青龍=白鵬の復調どこまで-大相撲初場所
対抗できるとすれば白鵬。九州場所前に骨折した左足親指もほぼ回復したようで、出足が戻りつつある。本場所でも足が気にならないような白星を重ね、腰などの疲れも出なければ終盤戦まで期待が持てるだろう。  



 読売新聞 1月 6日
<抜粋> 
◇白鵬◇
悲壮感とは無縁の新年となった。左足親指の骨折で昨年九州場所を全休し、初めてカド番を迎えたが、マイペースの調整の合間に笑顔がのぞく。「不安はなくなってきたね。スピードも戻ってきた感じがする」昨年は大関の座を射止めて、初優勝も飾った。しかし、手にしかけた綱はスルリと逃げ、一からのスタート。折れた部分は完治したものの、けいこではまだ足の運びがおぼつかない場面もあった。琴欧洲に復調の兆しは見えても、頂点に最も近い場所にいることに変わりはないだろう。横綱がけいこ不足のまま場所に臨んで、楽々と優勝を重ねる時代。朝青龍の尻に火をつけるのも、本気にさせるのも、この大関の仕事だ。  



 スポーツ報知 1月 7日
<抜粋> 白鵬カド番脱出に強力援軍…初場所7日初日
初のカド番から脱出を狙う大関・白鵬(21)=宮城野=に6日、強力な援軍が現れた。昨年の九州場所で引退した元小結・旭鷲山のダヴァー・バトバヤルさん(33)が、東京・墨田区の宮城野部屋を訪問。左足親指骨折の影響を感じさせない力の入った申し合いを見届けると「初優勝したときの体に戻ってきた。今場所はチャンス」と、復活に太鼓判。「ぜひ場所にも行きたいね」と、モンゴルの後輩を応援する計画も明かした。6月2日に国技館で引退相撲と断髪式を行うバトバヤルさんは「それまでに横綱になって、土俵入りして」とお願い。白鵬も「不安はない。頑張ります」と応えた。  



 サンスポ 1月 初日
<抜粋> 
○…白鵬(初のかど番で初日白星)「気持ちいいね。休場明けだし、今年最初の1番だし、いろいろな意味でいいスタートを切れた。(親指を骨折した)足に不安はない」  



 毎日 1月 初日
<抜粋> 
○白鵬 (かど番を白星発進に)気持ちいいね。いいスタートが切れました。(骨折した)足も大丈夫。気にならないよ。  



 日刊スポーツ 1月 初日
<抜粋> 白鵬は危なげなく勝つ/初場所
かど番大関の白鵬(22=宮城野)が自画自賛の白星を挙げた。安美錦を左上手で強引に投げ、土俵際で残った相手に出ていって寄り倒した。「体を預けられた。ちょっと崩してだね」と振り返った。昨年11月2日にはく離骨折した左足親指を手術し、九州場所は全休。「久しぶりで不安はあったけど、土俵に上がるとなくなった。左足は大丈夫です」と満足げに話した。  



 サンスポ 1月 初日
<抜粋> 
左足負傷明けの白鵬と栃東、明暗分かれる
左足親指骨折による休場明けの白鵬が安美錦を寄り倒して白星発進。「今年最初の一番で勝ててうれしい。最初は不安だったけど、土俵に上がったら不安はなくなった」と笑顔だった。  



 スポーツ報知 1月 初日
<抜粋> 白鵬骨折明け不安快勝…初場所初日
◆大相撲初場所初日(7日・両国国技館) 九州場所を全休しカド番の西大関・白鵬(21)=宮城野=は、安美錦(28)=安治川=を破り幸先のいいスタート。白鵬が、カド番脱出へ上々の滑り出しを果たした。相手はくせ者・安美錦。土俵際、投げの打ち合いで危ない場面もあったが、得意の右四つの体勢で寄り倒し。九州場所で全休の原因となった、左足親指骨折の不安を一蹴した。「気持ちいいね。けがの後ってのもあるし、今年最初の一番で白星。色々な意味でいいスタートを切れた」大好きな相撲を取れる喜びを口にした。けがの後には落ち込んだ気持ちも、今は超前向き。大関昇進を決めたが、綱取りに失敗。後半はけがに泣かされた昨年について「3年ぐらいかけて経験する出来事が、いっぺんにやってきた。それを乗り越えたんだから今年は大丈夫だね」。苦い思い出は、完全に消し去った。育ての親・熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)は「(昨年夏の)初優勝したときの顔に戻った。綱取りに挑戦していたときはこわばっていた。普段もニコニコしているときは調子がいい」と話す。「けいこ場の相撲が出た。いいですね」国技館を引き揚げる白鵬から最高の笑みがこぼれた。  



 中日スポーツ 1月 初日
<抜粋> かど番白鵬、不安なし
白鵬が左の上手を取って、しゃにむに前へ出た。くせ者の安美錦に対して強引にもみえたが、構わず一気に寄り倒した。「気持ちいいねえ」が白鵬の支度部屋での第一声。「白星のこともあるけど、ことし最初の一番。いいスタートになったからね」。この日は冗舌で、言葉が次から次へと出てきた。昨年の九州場所の直前、階段を上り下りしてトレーニングしていたとき、左足親指の付け根を骨折した。悔しかったが、場所は全休した。12月上旬、その親指を手術し、今も患部はプレートを入れて固定している。この日は足の状態をみるためには大事な相撲だった。「大丈夫だった。ほとんど気にならない」と白鵬はほっと胸をなで下ろした。休場明け初日で、相撲勘も気になっていたはずだが「動き良かったでしょ。(相手を)よく見て、前へ出たし」と笑顔で話した。場所前、8連勝でかど番脱出を宣言した白鵬だが、この日のような相撲を取り続ければ、期待は膨らむ。 (近藤昭和)  



 毎日新聞 1月 2日目
<抜粋> 
中でも期待外れだったのが、大関5場所目で初の試練を迎えたカド番の白鵬。骨折した左足親指は「大丈夫」と言うが、相撲勘が戻っていないのは明らか。得意の左前みつを狙う動きも見せたが、「踏み込まないで、手だけで取りにいっている」とは北の湖理事長の評。だから、平幕・出島の鋭い踏み込みを受け止められない。思わず引いたところを一気に押し出され、口元をゆがめた。「早く勝とうと思った」と白鵬。「一番の相撲だった」と表情を崩した出島とは対照的に、「けいこでの立ち合いが出来ない」と悩みさえ吐露する始末だ。  



 時事 1月 2日目
<抜粋> 
「気持ちが焦り過ぎたかな」。序盤を乗り切ればと口にしていた復活への手応えが揺らぎかねない相撲内容だった。  



 サンスポ 1月 2日目
<抜粋> 白鵬、不安の1敗…初のカド番脱出へ早くも試練
不安を露呈した。白鵬は立ち合いに左上手を取ろうとしたが失敗→やむなく出島の右を引っ張り込もうとしたがこれが裏目→押し込まれ、右腕を手繰って残そうとしたが、これもダメ→そのまま土俵下へ飛び出した。押し出される直前に、骨折していた左足親指を出島に踏まれるオマケつき。泣きっ面に蜂だ。「立ち合いでフッと立ってしまった。重みがなかったかも。立ち合い負けです」。白鵬の足腰は貴乃花、大鵬とも比較される強さを誇る。その長所が消え去ったかのような完敗。前日は安美錦にかきまわされながら体を預けて星を拾ったが、2日目にして厳しい現実に直面することになった。出島戦は、今後を占う大きな1戦だった。昨年九州場所は左足親指骨折で全休し、カド番で迎えた再起場所。取組前には育ての親、熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)が「出島のような当たりが強い相手にポンといければ(勝てれば)流れは変わる」と期待していたが、流れは悪い方に向いた。今場所は危機感を持って臨んでいる。宮城野部屋関係者に、本場所の取組にとどまらず、けいこの申し合いまでビデオ撮影してもらい、立ち合いのチェックをした。朝げいこも以前は午前9時過ぎに姿を現すこともあったが、今では8時過ぎにはしこを踏む。そんな中での黒星に、白鵬の表情は渋い。「勝ちたいというふうに気持ちが焦りすぎたかな」。昨年は夏場所で優勝し、その後2場所続けて綱とりに挑戦したが、一転して大関陥落のピンチに立たされた。3日目の相手は、出島と同タイプの雅山。「明日が大事? ハイ、そうですね」。連敗はご免。心身ともに仕切り直しだ。(大塚功)  



 サンスポ 1月 3日目
<抜粋> 
○白鵬
(苦戦しながらも白星先行)まわしが取れず、自分の相撲を取れていないが、白星はうれしい。勝ちながら感覚を取り戻したい  



 毎日 1月 4日目
<抜粋> 
●白鵬 (逆転されて2敗目)土俵際つまずいたような気がする。  



 サンスポ 1月 4日目
<抜粋> 
白鵬、攻め急いであっさり2敗
白鵬を入門当時から指導してきた熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)はこの日の朝、忠告を与えた。「相手には土俵際の技がある。ゆっくり、じっくり構えていき、泡を食わないようにいけ」。懸念が的中した形となり、白鵬の星が五分に戻った。相手十分の左四つになったが、下手投げを打ちながら稀勢の里の体勢を崩し、右をこじ入れた。「(右が)入った瞬間、出ようと思っちゃった」。すぐに前進したが足の運びが悪く、左からの突きにあっさり手をついた。思わず遠くに見やりながら口をとがらせ、悔しさをあらわにした。稀勢の里には綱とりだった昨年秋場所初日で、同じように突き落としで逆転負け。意識にあったかと問われ「まあ、そうですね」とぶっきらぼうに答えるしかなかった。先場所、全休の原因となった左足親指の状態は問題ないという。それよりも、北の湖理事長(元横綱北の湖)が「プレッシャーは大きいと思うよ」と思いやるように、初めて味わうかど番の重圧がくせものだろう。本人も「焦っていたのもある」と攻め急ぎを認めた。熊ケ谷親方は取組前こうも言っていた。「あいつの場合、後は精神的に強くなるだけ。今日勝ったら気持ちの面でも全然違う」。結果は逆に出た。21歳の白鵬に試練の土俵が続く。  



 時事 1月 4日目
<抜粋> 白鵬、元気なし
白鵬が稀勢の里に不覚。左からの強引な下手投げを残され、焦って寄ったところでバランスを崩して両手をバッタリ。「左足がつまずいた感じで、前に出なかった」と悔しそう。綱とりが懸かった昨年秋場所初日にも、稀勢の里に同じ突き落としで敗れた。「(前に出て)安心してしまうんだろうね」と元気なくつぶやいた。(了)  



 日刊スポーツ 1月 4日目
<抜粋> 2敗目白鵬「攻めきれなかった」
かど番大関白鵬(21=宮城野)が、小結稀勢の里(20)に突き落とされ、早くも2敗目を喫した。左を差し、右を強引に巻き替え、もろ差しから寄っていった。だが差した両手が浅かったことと、左足が流れたことで、攻めきれなかった。「左足がつまずいた感じがして、前に出なかった」と話した。  



 日刊スポーツ 1月 4日目
<抜粋> 
稀勢の里に、今年初めての笑みがこぼれた。「初日から3日間、長かったです。ふーっ」。いつもは勝っても負けても口数は少ないが、ようやく奪った白星で少しばかり多弁になった。「(白鵬に)左を差されましたが、差し手が浅いと分かっていましたから、焦らず取れました」。立ち合いで左を差されて押し込まれた。だが、冷静だった。徳俵に足がかかる寸前、腰を振って白鵬の左下手を切った。足がついてこない相手を見下ろしての突き落とし。「よく体が動いてました」と自己分析した。昨年6場所すべてに勝ち越しながら、今場所は新入幕の04年九州場所以来の初日から3連敗。気がめいっていた前夜、父貞彦さんから「琴光喜(3日目の相手)の最高の立ち合いから考えれば、内容は悪くない」と励ましのメールを受けていた。「最近の力士はけいこ量が少なくなった」と多くの相撲関係者が嘆く中、鳴戸部屋では夜明け前から、正午近くまでの猛げいこが連日行われている。年末年始も休日は元日だけで、稀勢の里も1日約50番の申し合いをこなしてきた。しかも、師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)が定めた「鳴戸部屋法度」通りに、たばこも吸わず、夜遊びもしない。父貞彦さんの「食べると体がつくれない」という教えで、子供のころからスナック菓子や炭酸ジュースも一切口にしてこなかった。己を律して着実に力をつけ、昨年の九州場所では朝青龍から奇襲の蹴手繰りを受けるなど、大関、横綱も恐れる存在になっている。昨年秋場所初日には、綱とりのかかっていた白鵬に土をつけた。横綱に最も近いといわれる白鵬との対戦成績はこれで2勝2敗。白鵬より1つ年下の新成人は、自分に言い聞かせるように言った。「はい。これから仕切り直しです」。【柳田通斉】  



 中日 1月 4日目
<抜粋> 
かど番の大関白鵬は小結稀勢の里の逆転の突き落としで早くも2敗目。稀勢の里は初白星を挙げた。
綱とりに失敗した昨年、白鵬は攻め急いで墓穴を掘ったことを何度も味わったはずだった。稀勢の里には秋場所初日に強引に前に出て突き落とされ、いきなり綱とりムードをかき消された。その悔しさを頭に入れて臨んだというが、大事な一番になるほど体は頭と逆の動きをしてしまう。立った瞬間に得意の左上手ではなく、左を差してまわしを奪った。入門時から指導してきた熊ケ谷親方は「まわしを取ってもあわてて出るな。しっかり両まわしをとり、引きつけて出て行け」と指示していた。稀勢の里の底力を警戒し、万全な体勢にならなければ勝機が見いだせないことを読んでいた。しかし、白鵬は土俵中央で強引に左下手投げを打ち、残されると右をこじ入れてもろ差し狙いに。右がまわしに届かないまま窮屈な形で攻めたため、右から突き落とされるとあっけなく崩れた。白鵬は「ゆっくり攻めようと考えていたが、右が入った瞬間に出てしまった。(2本入り)安心したんでしょうね」とさばさばと振り返った。しかし、事態は本人が思う以上に深刻なようだ。稀勢の里が「もろ差しになられたけれど、圧力はそう感じなかった」と打ち明け、北の湖理事長は「いまの立ち合いでは、強いなという感覚の相撲はとれない」と指摘。九州場所前に故障した左足親指より、「古傷の右足首の状態が良くない」(熊ケ谷親方)という。いまこそ万全な攻めにこだわらなければ、かど番脱出は簡単に達成できないだろう。 (安田栄治)  



 デイリースポーツ 1月 4日目
<抜粋> 
一方、攻め切れなかった白鵬は「安心してるのか、焦ってるのか…。左足がつまずいて出られなかった」と意気消沈。立ち合いの踏み込みがよすぎて左が「自然に入った」のも誤算だった。北の湖理事長(元横綱北の湖)は「けんか四つなんだから白鵬は右にこだわらないといけない。かど番のプレッシャーは大きい。勝ち急ぐからいい形になれない」と指摘した。離陸のきっかけをつかんだ稀勢の里、左足の後遺症と迷いから抜け切れない白鵬の明暗劇が土俵にくっきり描かれた 



 スポニチ 1月 4日目
<抜粋> 
≪完敗…白鵬苦笑い≫白鵬が早くも2敗目を喫した。稀勢の里を相手に絶好のもろ差しになったが、土俵際の突き落としに粘りなく手をついた。支度部屋ではモニターで自身の取組を見て苦笑い。低調な内容に「2本入った瞬間出ようと思った。左足が詰まった感じで出られなかった」と悔しそうに振り返った。  



 毎日 1月 5日目
<抜粋> 
○白鵬 
(白星先行)左上手を狙ったのに、差しちゃったな。まあ、動いているから良しとしなければ。ここから10日目までは全勝で行きたい。 



 日刊スポーツ 1月 5日目
<抜粋> 
かど番大関白鵬(21=宮城野)が、再び白星を先行させた。平幕旭天鵬(32)をもろ差しから寄り切って、序盤戦を終えて3勝2敗とした。4日目は稀勢の里にもろ差しの体勢から攻め急いで突き落とされたが、この日は落ち着いて攻めた。「昨日の逆転負けがあったんで、勝ってよかった。立ち合いからまわしが取れないのは、みんな研究しているのかな」と話した。 



 スポーツ報知 1月 5日目
<抜粋> 白鵬ねん挫、極秘検査で発覚
◆大相撲初場所5日目(11日・両国国技館) 初のカド番脱出を狙う大関・白鵬(21)=宮城野=が11日の午前中に、東京・墨田区の同愛記念病院で九州場所前に骨折した左足親指の極秘検査を受けた。エックス線検査の結果、骨には異常はなかったがねん挫していたことが判明。5日目は東前頭3枚目の旭天鵬(32)=大島=を寄り切りで破ったがカド番脱出へ暗雲が垂れこめる負傷再発となった。白鵬は4日目に東小結・稀勢の里(20)=鳴戸=に敗れた一番で左足親指をひねり痛みが再発。一夜明けても腫れが引かないため宮城野部屋での朝げいこを休み病院へ急行した。診察した土屋正光医師(64)は「心配はない」と話したが、5日目を終わった時点のねん挫は残り10日間を考えると不安が残る。それでもこの日は負傷後、初めてテーピングのみで土俵へ上がり白星を決め「これからは10日目まで全勝で行きたい」と前を向いていた。  



 毎日 1月 6日目
<抜粋> 
○白鵬 
(巻き替えて双差し)いいね。できれば右四つで攻めたいが、前に出ているからね。  



 サンスポ 1月 6日目
<抜粋> 
○白鵬
(もろ差しで万全の寄り)できれば右四つで攻めたいけど、巻き替えたのは良かった。気持ちが前に出てる。  



 毎日 1月 7日目
<抜粋> 
◇大関白鵬、7日目で3敗…初めてのカド番でプレッシャー?
平幕下位の玉春日が走る混戦。先の読めない展開になった大きな原因が大関の不振だ。中でも最も若い白鵬が3敗。相撲が良くならない。時天空とはこれまで3戦3勝。それが立ち合いの当たりで右にずらされ、簡単に左上手を許す。頭をつけられ内無双に、得意の右まで許した。いいようにされて、とうとう後ろに付かれ、満員札止めの観客をむなしく仰ぎ見る結末に。これには白鵬も自分をあざけて「何で(相手が)出てこなかったんだろう」と苦笑い。白鵬は「立ち合いでずらされた。まっすぐ当たる気持ちだったのに」と敗因を語る。だが白鵬を指導する熊ケ谷親方(元前頭・竹葉山)も、北の湖理事長も「左前みつを欲しがって手だけ出し、体が斜めになっている」と口をそろえる。出島戦は、立ち合いでいなされて横を向いた。稀勢の里戦も左を取れずに慌てて出てばったりだ。初めてのカド番。骨折した左足親指の具合も芳しくない。しかし「若さを考えれば、休場明けなんて気が付かないはず」と話す北の湖理事長。同じ21歳で横綱を張った。翻って「心のどこかで気になっているかも」ともらして委縮しているあたりが、何ともひ弱だ。けいこ場に姿を現さず熊ケ谷親方に「若い衆に範を見せなさい」と、しかられた。魁皇戦を頭に残り8番中、役力士が五つ。琴奨菊や勢いのある人とも当たる。道が険しくなってきた。【上鵜瀬浄】  



 時事 1月 7日目
<抜粋> 白鵬、動き鈍く3敗目=体調不良、かど番も重圧に
時天空に後ろ向きにされてもなお、白鵬は抵抗した。必死に上半身をひねって向き直る。だが、同時に腰も浮き、あっさり寄られて3敗目。「(向こうは)後ろについて、何で出れないんだろう」。反省を棚上げし、苦笑いするしかなかった。立ち合いの悪さは相変わらずだ。今場所は左で踏み込んでも右が伴わないことが多いが、この日は両足がそろい、力ない立ち合い。当然まわしは取れず、対応はすべて後手。過去3戦3勝の相手といえど、こうも動きが鈍くては星を落とす。ここ3日間、朝げいこを休んだ。休場明けで運動量が急に増え、疲労が蓄積。風邪気味でもあり、この日は自室でぐったりしていたという。さらにはかど番の緊張感。部屋の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「ああ見えて気は小さい。自分を大きく見せようとしている」と21歳の素顔を明かす。「(重圧は)感じてないけど、どこかにあるかもね」とうなだれる白鵬。序盤で朝青龍に土が付いても、追いかけるべき若手大関がこの状態では、ファンの間に広がるのは失望感だけだ。(了)  



 朝日 1月 7日目
<抜粋> 白鵬 初のカド番、早くも3敗目
初めてのカド番で硬くなっているのか。白鵬が横綱、大関との対戦が始まる前の7日目で早くも3敗を喫した。「なんだろうね」と力無くうつむく。不調の理由を測りかねているようだった。幕内対戦3戦全勝だった時天空が相手なのに、この日は攻める場面さえ見られなかった。立ち合いで深く左上手を許し、半身の体勢を強いられる。得意の左まわしは遠くて届かない。右のかいなをたぐられ、あっさり背中に張り付かれた。ひざを落としてこらえたが、送り出しを逃れるのがやっとだった。北の湖理事長(元横綱)は「立ち合いのときに右肩を出し過ぎている。もう少し相手と正対しないと」と上手を取られた原因を説明した。先場所は左足指のけがで全休。相撲感覚のずれを、本人は「感じない」と否定するが、初優勝した昨年夏場所ごろには確立したかに見えた左まわしを引く相撲の形が、崩れてしまっている。全休を除いて大関を務めるのが4場所目。相手にも研究されている。巡業でよく相手をしたという時天空は「上手は強いと分かっていた。四つにならないように気をつけた」と息を弾ませた。カド番を意識しているか、の問いに「感じないようにしているが、どこかにあるかもしれないね」と答えた白鵬。精神的重圧に加え、足の指もまだ万全でない。昨年、破竹の勢いで綱とりにまで挑んだ21歳が、試練の時をむかえている。   



 日刊スポーツ 1月 7日目
<抜粋> 
かど番の白鵬は、対戦成績で3戦全勝だった時天空に後ろに回り込まれる場面もあって3敗目を喫した。相撲勘の鈍りを問われ「そうかもしれない。何だろうね」と苦笑いしながら答えた。連勝は2でストップ。どうも調子に乗れない。初のかど番へのプレッシャーについて「どこかにあるのかもしれない」と、言葉にもいまひとつ覇気がなかった  



 日刊スポーツ 1月 中日
<抜粋> 白鵬、勝っても反省ばかり
かど番大関の白鵬(21=宮城野)が、魁皇を寄り切って5勝3敗にした。右四つからの寄り切りで、今場所初の大関対決を制した。取り口は自分の理想とする形だったが「負ける時は一気に負けてしまう。それをなくすように気を付けたい」と、反省ばかりを口にしていた。  



 毎日 1月 中日
<抜粋> 
○白鵬 上手を取った瞬間、前に出てよかった。  



 サンスポ 1月 中日
<抜粋> 
白鵬にんまり、魁皇反省
今場所初の大関対決はかど番の白鵬が、34歳の魁皇に快勝した。
なかなか調子の上がらない白鵬は、8日目での大関との対戦に「硬くなったけれど、考えたってしょうがない」と、開き直ったのが良かった。この日は左前まわしを取ってから攻める形ではなく、流れの中で右差しから左上手を引き、「両方を使いたいからね」とにんまり。  



 毎日 1月 9日
<抜粋> 
○白鵬 (6勝目)はたきは仕掛けていない。(栃東は)まだ足が悪いんじゃないのかなあ。あと2番か。意識しますね。勝ち越せば相撲が変わるかもしれない。  



 サンスポ 1月 9日
<抜粋> 
○白鵬(かど番脱出へあと2勝)「(引きは)狙ってはいないです。(栃東は)まだ足が悪いんじゃないかな」  



 サンスポ 1月 10日目
<抜粋> 
白鵬、横綱戦に闘志
白鵬はもろ差しから下手投げで琴奨菊を下して7勝目を挙げ、かど番脱出に王手をかけた。快勝にも「8番勝つのって、なかなか難しい。先場所全休したから、(15日間の)雰囲気になじまないと駄目」と、初のかど番の苦悩をのぞかせる。11日目は単独首位の朝青龍と対戦する。勝ち越しの星を横綱から挙げ、場所を面白くしたいところ。「きょうはいい内容だった。きょうみたいにいければいい」と、静かに闘志を燃やしていた。  



 日刊スポーツ 1月 10日目
<抜粋> 
かど番大関の白鵬(21=宮城野)が、琴奨菊を下手投げで破って7勝目を飾った。5日目からの3連勝に「もう左足親指の痛みもないし、ようやく体が動いてきた感じがする」と笑顔で話した。  



 毎日 1月 11日目
<抜粋> 
◇白鵬、相撲が甘く…朝青龍が完勝
朝青龍が昨年、唯一勝ち越しを許した白鵬との勝負は、期待外れの一方的な内容となった。立ち合いで白鵬は右下手を狙った。支度部屋の準備運動で右差しから引き付ける形を何度も繰り返していた。「上手を取れなくても、右を差していけばいいと思っていた」と白鵬。指導する熊ケ谷親方(元前頭・竹葉山)も「今場所の横綱は本調子じゃない。立ち合いで横綱の速い動きを止めてがっぷりになればわからない。特に右四つになれば」と話していた。白鵬にとっては考えていた通りの展開。しかし、横綱は見透かしていたように「立ち合いだけに集中した。立った瞬間、『よっしゃ』と思った」。左上手をとった朝青龍は2度の出し投げで相手の体勢を崩し、休まず前に出た。昨年は毎場所のように優勝を争い、場所を盛り上げてきた両者。「あのころは上手を取れていたから」と振り返るカド番・白鵬は今場所、勝ち越しが第一の目標。優勝争いからはほど遠く、相撲が甘くなった。  



 サンスポ 1月 11日目
<抜粋> 
白鵬「止まらないね」
朝青龍に通じなかった白鵬は「(横綱は)止まらないね。がっぷり四つにならないし、速いからね」と脱帽した。かど番脱出に王手をかけていただけでなく、独走気配の朝青龍を止める期待も大きかった。しかし横綱にあしらわれ「スピードについていくだけでいっぱい、いっぱい」とがっくりだった。  



 日刊スポーツ 1月 11日目
<抜粋> 白鵬完敗、横綱は甘くない
白鵬の完敗だった。万全でない体調で勝てるほど、横綱は甘くなかった。「横綱は速い。スピードについていくのが精いっぱいだった」。風呂から上がると目をつぶり、ため息を交えてつぶやいた。立ち合いすぐに右を差した。「右を取ってから左の上手と思っていた」。昨年は3勝1敗と好成績を残したが、この日は思惑どおりにいかなかった。左上手を引かれ2度の出し投げを食らうと、休む間もなく寄って出られた。「四つにならせてくれなかった。止まらなかったですね」。昨年11月にはく離骨折し手術した左足親指には、まだボルトが埋まったまま。「もう違和感はない」と話すが、体は戻り切っていない。  



 日刊スポーツ 1月 11日目
<抜粋> 
偉大な記録を視界に入れた横綱に、今の白鵬は敵ではなかった。勝負は立ち合いで決まった。「左(上手)を取った瞬間、よっーと思ったよ」。一方で白鵬の左手を右手で完ぺきに封じた。頭をつけて出し投げをうち、最後は右を差しての寄り切り。大きくため息をつく白鵬を尻目に、きびすを返して胸を張った。相手はかど番大関とはいえ、誰もが「次期横綱最有力候補」と認める大器。事実、昨年の対戦成績は1勝3敗と朝青龍が負け越していた。今や母国モンゴルでは視聴率70%を超える英雄対決と位置付けられている。プライドの高い横綱はそれが面白くなかった。「ライバルとは思っていない」と話してはいたが、腹の虫は治まらなかった。昨年11月に白鵬がモンゴル相撲の大横綱・父ムンフバトさんの指導を受けていることを聞くと「モンゴル相撲は引く。相撲は押すのが基本」と批判。九州場所を左足親指の骨折で全休した白鵬を、力でねじ伏せる機会を待っていた。そのために白鵬の相撲を研究し尽くしていた。「相手は腰が重いので自分から動いて流れをつくった。何回も考えて、考え通りの相撲」と何度もうなずいた。  



 朝日 1月 11日目
<抜粋> 朝青龍「思い通り」 白鵬完敗
「逆だったね」と声をかけられると白鵬は「うん」と、ゆがんだ笑顔をみせた。カド番脱出と、優勝の可能性もかけた朝青龍戦は、やりたいことすべてを相手にやられる結果に。苦笑いをせざるを得ない完敗だった。 昨年に限ると対戦成績は3勝1敗(優勝決定戦を除く)で、白鵬は朝青龍にただ一人勝ち越した。勝った相撲は左上手を取る得意の形に持ち込んでいる。この「命綱」を引くために逆の右から攻める作戦に出た。
「横綱は簡単に上手を取らせてくれないので、まず下手を狙った」
しかし、これが裏目に出た。朝青龍に左上手を引かれて出し投げを打たれる。2回の投げで、下手を絞られて窮屈な体勢に。さらに振られて腰も浮き、全くいいところなく寄り切られた。常に攻めていたのは横綱。速さにもついていけなかった。朝青龍に「先手先手を打って相手の形にさせなかった。速い動きで勝負をつけられたし、思い通りの相撲だった」と高笑いされても仕方ない内容だった。北の湖理事長(元横綱)は取組前、「勝つと負けるとでは見方が変わる。ぼちぼち存在感を示してほしいね」と期待した。それが、惨敗に終わり、「去年の前半は勢いがあったが、綱とりに失敗した名古屋場所から相撲がおかしくなった。いつ勢いを取り戻すのかなあ」と心配する。白鵬は帰り道、「もう一度横綱に勝ちたい」と絞り出した。転換点は横綱戦の白星以外になさそうだ。  



 日刊スポーツ 1月 12日目
<抜粋> 
大関白鵬(21=宮城野)が、大関琴欧洲(23)を寄り切って8勝目を挙げ、かど番を脱出した。右を差した直後に左も差し、流れをつかんだ。いったん離れたが、右の突きで相手の上体を起こし、再びもろ差しにした。休まず攻める元気のいい相撲を見せ「今場所は長かった。一時は負け越すかと思った」と話した。  



 時事 1月 12日目
<抜粋> 
かど番を脱出した白鵬は「勝ち越しは簡単ではないね。今場所は長い」と苦しい心境を吐露した。先場所は左足親指骨折で休場し、初めてのかど番。4日目で2敗となったときは「あれっと思った」というが、「自分を信じていくしかない」と開き直った。この日は琴欧洲に快勝したとはいえ、優勝争いという点では完全に期待外れ。綱とり再挑戦までは時間がかかりそうだ。(了)  



 サンスポ 1月 12日目
<抜粋> 白鵬、かど番脱出でほっとひと息
白鵬が琴欧洲に完勝して、初のかど番をようやく脱出した。12日目での勝ち越しに「簡単なものではないですね。長いですね」としみじみと話した。立ち合いでは先に踏み込まれたが、すぐにもろ差しとなると、十分の体勢で長身の琴欧洲を寄り切った。「狙い通り。休まずに攻められた」とほっとひと息ついた。休場明けの今場所は、4日目に稀勢の里に敗れて2勝2敗と苦しいスタートだった。「自分を信じていくしかないなと思った。けいこはやっていたし」と振り返り、開き直りを強調していた。  



 毎日 1月 12日目
<抜粋> 
○…大関5場所目で初のカド番となった白鵬が勝ち越した。琴欧洲のわきが開いたところをタイミング良く双差しになったが、得意の左前みつはまた取れず。だからか、勝ちはしたものの「自分の形になれていない」と笑顔はなかった。場所前の「8連勝で抜けたい」との威勢のよさに反して、実際は4敗での脱出。「2敗してアレっと思った。簡単じゃないですね」  












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